2024/11/25 19:46
児童発達支援とは?
児童発達支援(以下、児発)とは、障害のある「未就学」のお子さまを対象とした支援のことを指します。
将来的な自立を目指した日常生活を送るスキルの獲得や、周りと上手に関わることが出来るように社会性のスキルの獲得を支援します。
早い段階でこのような療育を行うことにより、大人になった際の困り感を軽減することができるとされています。
各地域にある「児童発達支援事業所」や「児童発達支援センター」で支援を受けることができます。また、放課後等デイサービスを行っている事業所が児童発達支援を併設していることもあります。
誰でも受けることができるの?
誰でも受けることはできません。「未就学」の障害のあるお子様が対象になります。
①体に障害のあるお子さま
②知的障害のあるお子さま
③発達障害を含む精神に障害のあるお子さま
等が対象になります。自治体の判断で上記にあてはまらないお子さまも利用できる可能性がありますので、窓口にご相談ください。
児童発達支援って何するの?
お子さま本人に対する支援として、
①「健康・生活」心身の健康や生活についての支援
②「運動・感覚」運動や感覚を育てる支援
③「認知・行動」認知面や行動のスキルに関する支援
④「言語・コミュニケーション」言語面やコミュニケーションスキルの支援
⑤「人間関係・関係性」人や周りとの関わりへの支援
以上の5つがあります。様々なスキルを獲得し、自分でできることを増やしながら、上手く周りと関わりを持てるように支援していきます。
また、本人への支援以外にもご家族の方へのサポートも行います。
・子育てを行っていく上でのお悩み解決のサポート
・ペアレントトレーニングの実施
・医療機関、教育機関等の外部機関との連携
なども行います。
放課後等デイサービスとは違うの?
児発と放デイの違いについてです。
年齢による指導の違いはありますが、行われる指導・療育の指針や中身に大きな違いはありません。
違いは対象年齢です。
<対象年齢>
・児発 →0~6歳までの未就学児
・放デイ→6~18歳までの就学児(20歳までの場合もある)
となっています。
「利用料金」や「利用までの流れ」は基本的に、放デイと同じになります。