2024/12/16 23:20
「療育」ってなに?
今回は療育について紹介します!
「療育(りょういく)」という言葉は、
あまり聞いたことがないかもしれません。
でも、これはとても大切なことを意味している言葉なんです。
1. 療育の基本の「き」
「療育」とは、子どもたちが、
「もっと元気に!楽しく!」そして、自分でできることを増やすためのサポートのことです。
たとえば、文字を書くのが苦手な子が、
上手に書けるようになるための練習をしたり、
会話がちょっと難しい子が、
もっと上手にお話しできるようになるためのサポートをしたりします。
療育を受けることによって、
子どもたちは自分の得意なことを見つけ、
さらにその力を伸ばしていけるようになります。
そして、生活の中で自分のことをもっと自分でできるようになることが目指されます。
2. 療育が必要な理由
学校でたくさんのことを学んだり、友達と遊んだりします。
けれど、体や心に何かしらの特別なサポートが必要な子どももいます。
たとえば、ある子は音がとても大きく聞こえたり、逆に小さく聞こえたりすることがあります。
別の子は、たくさんのことを覚えるのが少し時間がかかることがあります。
そんなとき、療育がとても大切になってきます。
療育は、そうした子どもたちが自分に合った方法で学んだり、成長したりできるように手助けをするものです。
みんながみんな、同じ方法で学べるわけではないので、それぞれにあったサポートが必要です。
3. 療育の方法
療育にはいろいろな方法がありますが、ここではいくつかを紹介します。
1. お話をする練習
話すことが苦手な子にとっては、言葉を使う練習がとても大事。
たとえば、絵カードを使って、物の名前を覚えたり、お話を少しずつ作ったりします。
最初は短い言葉から始めて、だんだんと長い文章を作れるように練習します。
2. 手先の運動
手を使うのが苦手な子には、積み木や粘土、はさみを使ったりして、手先の運動をします。
これによって、細かい動きができるようになり、字を書いたり、物を作ったりする力がつきます。
3. 集中力を高める練習
集中するのが難しい子もいます。
短い時間でできる作業を繰り返して、少しずつ集中力を高めていきます。
たとえば、絵を描いたり、パズルをしたり、かけっこをしたりして、集中して一つのことをやる力をつけます。
4. 療育の場所と支援者
療育を受ける場所は、いろいろなところにあります。
例えば、特別支援学級や療育センター、地域の福祉施設などです。
もちろんふぁいんも含まれます。
現在のふぁいんには、広丘・塩尻・松本辺りにお住いのお子様中心に通ってくれています。
これらの場所で、専門の先生やスタッフが子どもたちをサポートしてくれます。
サポートをしてくれる人たちは、療育の専門家です。
5. 療育の目的
療育の一番大切な目的は、子どもたちが自分の力を信じて、少しずつでも成長できるようになることです。
療育を受けることで、できることが増えて、楽しく過ごせる時間が増えていきます。
たとえば、
最初は自分の名前を書けなかった子が、だんだんと絵を描いたり、
好きなことを伝えたりできるようになります。
また、集団で遊ぶことが苦手だった子が、だんだんと友達と一緒に楽しく遊べるようになったりします。
6. 療育の大切さ
療育は、すぐに効果が見えるわけではありません。
少しずつ時間をかけて、ひとつずつ成長していきます。
でも、その成長を見守ってくれる人たちがいることが、子どもたちにとってとても大切です。
また、療育は子どもだけでなく、その家族や周りの人々とも一緒に進んでいくものです。
家族の人が療育に参加して、子どもにどんなサポートが必要かを考えることも大切です。
7. まとめ
「療育」という言葉は、
子どもたちがもっと元気で楽しく過ごせるように、
専門家の助けを借りて、ひとつずつできることを増やしていくための方法です。
みんながみんな、同じように成長できるわけではありませんが、それぞれのペースで無理なく成長していくことが大切です。
療育は、みんながもっと自分らしく、楽しく生きるための大切な手助けなんですね。