2026/10/25 12:00

【療育コラム】「ギフテッド」とは?発達の凸(とつ)が突出した個性

「ギフテッド」かもしれないと感じたら。子どもの突出した才能と向き合うために

「うちの子、特定の分野だけ大人顔負けの知識があるけれど、日常生活では困りごとが多い気がする…」
「周りの子と同じようにさせようとすると、ひどく嫌がってパニックになってしまう」

日々、お子様と向き合う中で、そんな風に感じることはありませんか?他のお子さんと少し違う成長のステップに、喜びよりも「どう支えてあげればいいのか」という不安を感じてしまうのは、あなたがそれだけお子様を大切に思っている証拠です。

今回は、近年注目されている「ギフテッド」について、教育・福祉のプロの視点から解説します。孤独を感じがちな子育てに、少しでも安心の灯をともせれば幸いです。

1. ギフテッドとは?「発達の凸凹」の凸が突出している状態

「ギフテッド」という言葉を聞くと、何でもできる万能な天才をイメージされるかもしれません。しかし、実際の姿はもっと個性的です。

私たちの間ではよく「発達凸凹(でこぼこ)」という言葉を使いますが、ギフテッドとは、この「凸(得意な部分)」が非常に高く、周囲から突出している状態を指します。

「平均的に何でもできる子」を目指して、苦手なことばかりを克服させようとしていませんか?

ギフテッドのお子様は、ある特定の分野で驚異的な能力を発揮する一方で、反対に不得意な分野も極端に目立つ「凸凹の激しさ」が特徴です。まずはその子の持つ「突出した輝き」を認めてあげることが、支援の第一歩となります。

2. お子様のタイプを知る:得意のあらわれ方

一口にギフテッドと言っても、その特性はさまざまです。お子様がどちらのタイプに近いか、日頃の様子を思い浮かべてみてください。

視覚映像優位型

目で見た情報を処理するのが非常に得意なタイプです。

  • 一度通っただけの道を地図のように覚えている
  • 複雑なパズルやレゴ、図形問題を一瞬で解いてしまう
  • 文字を読むよりも、絵や映像から情報を吸収するのが早い

聴覚言語優位型

耳から聞いた情報や、言葉の扱いに長けているタイプです。

  • 大人が話した難しい言葉を、一度聞いただけで使いこなす
  • 本を読み始めると、年齢不相応なほど深く内容を理解している
  • 論理的な思考が得意で、大人を言い負かすような鋭い指摘をする

どちらのタイプも「普通はこうするはず」という枠に当てはまらない、稀有な能力を持っています。

3. 児童福祉の現場から伝えたい「NG対応」

高い能力を持っているからこそ、保護者や周囲の期待も大きくなりがちです。しかし、気をつけたいのは「大人のやり方を無理やり押し付けない」ことです。

ギフテッドのお子様は、自分なりの正解やプロセスを強く持っています。大人が「これが正しい方法だよ」とルールを押し付けてしまうと、子どもの自由な発想や好奇心を縛ってしまうことになりかねません。

「良かれと思ってアドバイスしたのに、子どもがひどく反発した」という経験はありませんか?

それは、お子様が自分の世界を一生懸命守ろうとしているサインかもしれません。まずは「あなたのやり方で見せて」と、一歩引いて伴走する姿勢が、お子様の心の安定につながります。

4. 一人で抱え込まないでください

ギフテッドの子育ては、周囲に理解されにくい「独特のしんどさ」があります。「わがまま」や「育て方のせい」と言われて傷ついた経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

でも、安心してください。あなたは決して一人ではありません。特別な才能を持つお子様には、その子に合った特別な支援と理解が必要です。

私たち株式会社PORTは、教育と福祉の専門家として、長野県(塩尻市・松本市・長野市)を中心に多くのお子様と保護者様をサポートしています。少しでも「うちの子、どう関わればいいのかな?」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。

お子様の「輝き」を一緒に見つけていきませんか?

お問い合わせ・相談はこちら

株式会社PORT 長野県塩尻市・松本市・長野市